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Capecitabineによる高トリグリセリド血症発現の現状認識調査
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JPY
Abstract
われわれは日常診療において比較的まれではあるが,capecitabineにより血中トリグリセリド(TG)値が上昇する症例を経験している。capecitabineによる高トリグリセリド血症(capecitabine-induced hypertriglyceridemia: CI-HTG)については海外の文献報告は散見されるものの,本邦における報告は見当たらず詳細は明らかになっていないのが現状である。そこで日常診療における有益な知見を得るため,CI-HTG に関する後方視的な調査を実施した。対象患者56 名のうち,capecitabine投与前のTG 値が150 mg/dL 未満でかつ投与後に150 mg/dL以上に上昇した症例は14 名(25.0%)であった。また,有害事象共通用語規準v4.0日本語訳JCOG版(CTCAE v4.0-JCOG)を用いてGrade評価を行った結果,Grade 3 以上の重篤な上昇を来した症例も2 名(3.6%)存在した。以上のことから,CI-HTGは比較的低頻度ではあるものの,本邦においても存在していることが明らかとなった。今後,より多くの施設で詳細な検討を行われることが望まれる。
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/content/article/0385-0684/41090/1125