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JPY
Abstract
悪性腫瘍患者に対する栄養管理は,生存率向上などの明らかなエビデンスに直結していないことから,その意義は十分に認識されていない。しかし,ESPEN のガイドラインが指摘している食事摂取困難7 日以上,推測必要カロリーの60%未満の食事摂取が10 日以上継続するがん患者に対しては,できるだけ早期から栄養補助を開始すべきとの見解は臨床的に適切な対処法と考えられる。栄養法も他の疾患同様に消化管が使用可能であれば経腸的な栄養管理が原則である。また,最近EPA 含有経腸栄養剤による免疫栄養療法などの有用性も報告され今後の検討が待たれる。しかし,がん患者への栄養管理の原則は単なる体重増加や栄養指標の改善ではなく,症状や抗腫瘍療法の副作用の緩和,感染症リスクの軽減など患者のQOLの維持にあることで,PEG などの投与ルートもその観点から議論すべきである。
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