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非浸潤性乳管癌と浸潤性乳管癌におけるCD147の発現差異について
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JPY
Abstract
CD147 は腫瘍の浸潤に関与する多機能膜糖蛋白であり,各種固形癌で過剰発現していることが報告されている。しかしながら,乳癌の進展形式におけるCD147の発現の意義は明らかにされていない。そこで,非浸潤性乳管癌におけるCD147の発現パターンを検討し,浸潤性乳管癌の発現パターンと比較検討することを目的とした。2002 年までに手術を行った乳癌156 例を対象とし,パラフィン包埋切片を用いてCD147 の免疫組織化学染色を行った。得られた結果を非浸潤性乳管癌(A群)と浸潤性乳管癌(B 群)に分けて臨床病理学的因子について検討を行った。結果,CD147 は62.8%に陽性であり,A 群に比べてB 群に発現程度が高かった。全症例でみると,CD147 陽性率は臨床病期,リンパ節転移の有無,腫瘍径と相関した。乳癌において,非浸潤から浸潤に移行する過程でCD147 が関与する可能性が示唆された。
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/content/article/0385-0684/41100/1267