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Oxaliplatinによる末;神経障害に対する治療アルゴリズムの試み
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JPY
Abstract
oxaliplatin(L-OHP)は大腸がん治療のキードラッグであるが,用量制限毒性として末;神経障害が問題となる。そこで岩手医科大学附属病院(当院)では,pregabalin,duloxetineおよびoxycodoneを段階的に使用する治療アルゴリズムを用いてL-OHPによる末;神経障害の軽減を試みたので報告する。大腸がん患者27 例を対象とし,各段階における自覚症状の改善度および副作用の評価から治療アルゴリズムの有用性と安全性について検討した。治療アルゴリズムの概要は,第一段階(pregabalin),第二段階(duloxetine),第三段階(oxycodone)に設定し,4 週間の効果判定期間により効果が得られない場合あるいは副作用により服薬を継続できない場合は次の段階へ移行することとした。各段階の奏効率(軽減を認めた患者/対象患者)は,第一段階33%(9/27),第二段階33%(6/18),第三段階が17%(1/6)であり,治療アルゴリズム全体の奏効率は59%(16/27)であった。副作用については,第一段階37%(10/27),第二段階33%(6/18),第三段階が83%(5/6)で認められ,特に傾眠が多かった。L-OHP による末;神経障害の対策として,われわれの作成した治療アルゴリズムが有用である。しかし,副作用には十分注意して使用すべきであると思われた。
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/content/article/0385-0684/41110/1387