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オキシコドン注を使用した在宅ターミナル患者31例の検討
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JPY
Abstract
純粋なオキシコドン注射製剤(商品名オキファスト,オキシコドン注と略す)の販売により,経口摂取ができなくなった患者に対してオキシコドンの投与を継続することが可能となり,結果的にオピオイドローテーションを行う必要がなくなった。これはたいへん有意義な進歩といえるが,オキシコドン注の使用報告が少なく,臨床的な検討が必要と考えられる。今回われわれは,オキシコドン注を在宅で使用したがん末期患者31 例を対象にオキシコドン注の臨床的意義,問題点などを検討したので,その結果を報告する。オキシコドン注の使用やオキシコドン注への変更理由は主に内服困難であり,オキシコドン注の投与日数は平均で5.6±6.7(1〜35)日であった。オキシコドン注の変更により,5 例中の1 例で眠気の悪化を認めた。また,オキシコドン注から開始した場合に使用前の状態と比べて症状の改善が認められなかったのは,呼吸苦を認めていた6 例のうち1 例のみであった。投与期間が短く,評価が困難な場合も少なくなかった。皮膚障害は31 例中5 例(16.1%)にみられたが,刺入部を変更することで対応可能であった。なお,5 例中の2 例では,皮膚がアルコールにてかぶれやすいという既往があった。皮膚障害のさらなる検討や高濃度注射製剤の必要性が示唆されたが,オキシコドン注の持続皮下投与は有用であると考えられた。
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