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JPY
Abstract
非密封放射性同位元素を経口的もしくは経静脈的に投与し,親和性の高い組織もしくは腫瘍に取り込ませて放射線治療を行うという治療が,もうすでに半世紀以上続いている。病変部分に選択的に集積され,そこで放射線が投与されるので,その線量分布は外部照射による高精度放射線治療に劣らないと考えられる。その代表は分化型甲状腺癌に対するI-131 治療で,濾胞癌および一部の乳頭癌において用いられている。また,造骨性の骨転移に投与するSr-89や治療抵抗性の低悪性度または濾胞性B 細胞性非ホジキンリンパ腫,マントルリンパ腫などの悪性リンパ腫に用いられるY-90 を使用したイブリツモマブ(ゼヴァリン)も有名である。最近,Ra-223を用いたXofigo(Alpharadin)という製剤にも去勢抵抗性前立腺癌の骨転移治療に期待がもたれている。これらの4 薬剤のうち,骨転移に対しては3 種の薬剤がある。さらに高精度放射線治療の普及によって,特殊な治療方法も適応になってきた。今後ますます集学的治療が用いられるようになっていくと考えられる。
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/content/article/0385-0684/41130/2555