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点滴癌化学療法の内服前処置薬を確実に投与する当院での取り組み
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JPY
Abstract
癌化学療法投与前に過敏症や嘔気などの副作用予防のために,静脈注射薬だけでなく内服による前処置薬を投与することも少なくない。内服での前処置薬は電子カルテ上,注射薬のレジメンオーダーと処方方法や払いだし方法が異なるため,指示漏れや与薬漏れが生じることがある。そのためわれわれは,内服薬であるが前処置薬を注射薬のレジメンオーダー内に含める検討を院内で行い,前処置薬が化学療法剤と同様に個人認証のバーコードを付けた薬袋で払いだされる形として運用を開始した。なお,当院の電子カルテシステムは東芝医療情報システムズHAPPY ACTIS である。2011 年8 月〜2014 年1月までに66(呼吸器科21,乳腺外科14,血液内科9,泌尿器科7,消化器科6,婦人科5,耳鼻科3,形成外科1)レジメンに導入した。内容は,抗アレルギー作用を目的とするジフェンヒドラミン,ロキソプロフェン,クロルフェニラミン,制吐剤のアプレピタント,ラモセトロンであった。導入後,内服処方歴に反映されないという問題があるものの,処方/与薬漏れがなく確実に前投薬されることが可能となった。医療安全を確保しつつ,確実に前処置薬が投与される当院の取り組みについて報告する。
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/content/article/0385-0684/42010/77