No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
胃癌再発に対して,S-1内服が著効した1 例を経験したので報告する。患者は77 歳,女性。胃癌に対する幽門側胃切除後にUFT による術後補助化学療法を行った。術後約1 年後に肝門部リンパ節再発を認めたが,静脈内投与による化学療法を希望しなかったためS-1 単独療法を行った。内服開始から約3 か月後の腹部CT では肝門部腫瘤が著明に縮小し,6 か月後にはCR が得られたため約2 年間のS-1 内服を継続した。S-1 内服を中断してから約1 年5 か月後に再発を認めたが,S-1 内服を再開することで約6 か月間腫瘍増大による症状出現を抑制することが可能であった。本症例ではS-1 内服加療が非常に有効で,緩和主体の治療へ移行するまで長期間にわたり高いquality of life(QOL)を保つことが可能であった。今後,どのような患者にとってS-1単独療法が好ましい治療法となり得るか検討が必要と思われる。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/42010/89