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肝転移を有する胃原発絨毛癌に対し肝動注化学療法,Irinotecan+Cisplatin療法にて長期生存が得られた1 例
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JPY
Abstract
患者は62 歳,男性。食欲不振精査のCT で胃前庭部壁肥厚,多発肝腫瘤,肺結節を認め,内視鏡検査で胃前庭部に易出血性2 型腫瘍を認めた。胃病変の出血制御目的にて幽門側胃切除を施行した。病理組織学的検査で胃原発絨毛癌と診断された。肝転移が予後規定因子と判断し肝動注化学療法にS-1 を併用した。術後5 か月,肝転移は著明なPR を認めたが,肺転移はPD であった。irinotecan+cisplatinに変更後も肝転移は制御されたが,悪液質のため術後1年5か月,永眠された。胃原発絨毛癌は非常にまれな疾患で,早期に肝転移を来し予後は極めて不良である。早急な肝転移制御が予後の延長につながると考えられ,肝動注化学療法を全身化学療法に併施することで長期生存が得られると考えられた。
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/content/article/0385-0684/42040/503