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HER2 陽性進行再発乳癌に対するペルツズマブの有効性と安全性の検討
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JPY
Abstract
ペルツズマブはトラスツズマブとドセタキセルとの併用療法によって,トラスツズマブとドセタキセルのみの対照群と比較して前治療歴のないHER2 陽性転移・再発乳癌の無増悪生存期間(PFS)および全生存期間を有意に延長したことが報告され(CLEOPATRA 試験),本邦でも2013 年に使用が承認された。本稿では2013 年9 月〜2014 年8 月までに当院でHER2 陽性進行再発乳癌に対し,ペルツズマブの投与を受けた10 例を対象にその有効性および安全性について報告する。年齢中央値は52(45〜66)歳,ER(+)7 例,ER(−)は3 例であった。転移・再発乳癌に対して前治療歴のない症例は6 例,他は比較的前治療歴の多い症例であった。8 例はペルツズマブ,トラスツズマブとドセタキセルの併用で開始したが,2 例はペルツズマブとトラスツズマブで開始した。部分奏効4 例,安定(SD)6 例,6 か月以上のSD 3 例,奏効率40%,臨床的有効率70%,PFS中央値は7.3(2.5〜11.5)か月であった。有害事象はGrade 1〜2 がほとんどであったが,Grade 3 の好中球減少1 例,Grade 3 の過敏症を2 例認めた。いずれにおいてもGrade 4 の有害事象は認めず,忍容性は良好であった。今後,さらなるデータの集積やペルツズマブの新たな治療戦略に期待する。
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