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JPY
Abstract
ノギテカン塩酸塩(ノギテカン)は再発卵巣癌に奏効を示す薬剤として期待されている。しかし,日本ではノギテカンが広く使用されているとはいえないのが現状である。当科で2000〜2013年にノギテカンを使用した12 症例において,治療効果と有害事象について検討した。4例が初回再発で7 例が前治療として3 レジメン以上の化学療法が行われていた。ノギテカンの初回投与量は 1.0〜1.4 mg/m2の5 日間連続投与に設定した。前治療歴や腎機能に応じて投与量は減量した。総投与回数は1〜15コースで全54 コースであった。治療効果はPR 1 例,SD 6 例であった。無増悪期間の中央値は14.4 週であった。有害事象として全例にgrade 3〜4の骨髄抑制を認めたが,発熱性好中球減少は1 例も認めなかった。前治療が多いほど重篤な骨髄抑制を認めていた。骨髄抑制以外の有害事象でgrade 3 以上のものは認めなかった。ノギテカンを使用する際には投与量を症例の状況に応じて減量すること,再発のなるべく早い段階での使用が有効かつ安全な使用方法であると考えられた。
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/content/article/0385-0684/42070/821