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乳癌術後補助化学療法FEC-DOC 療法において投与順序変更による有害事象の比較
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JPY
Abstract
浸潤性乳癌の術後補助化学療法として,アンスラサイクリン系とタキサン系薬剤を順次投与するレジメンが確立されている。しかし,投与順序が効果や副作用に与える影響に関しては明らかではない点が多く,タキサン系先行によって副作用が軽減されたという報告もある。当院では再発高リスク症例に対し,5-FU,EPI,CPA(FEC)→ドセタキセル(DOC)を行っていたが,2013 年1 月からDOC の副作用軽減を目的に投与順序を逆にする試みを開始した。今回,投与順序が与える影響を明らかにするため,2012年1 月〜12月にFEC→DOC の順で行った46 例(AT群)と,2013 年1 月〜12月にDOC→FEC の順で行った42 例(TA群)の,それぞれのrelative dose intensity(RDI)と有害事象について後方視的検討を行った。FEC による血液毒性と発熱性好中球減少症(FN)の発現率は同等であり,RDIもAT 群0.98,TA 群0.94 で有意差はなかった。DOC によるGrade 2 以上の手足症候群(HFS)は,AT 群25 例(54%)に対しTA 群14 例(33%)であり,AT群で高率に出現していたが(p<0.05),RDI はそれぞれ0.97,0.95 で有意差はなかった。両群に共通して,DOCの投与減量・延期・中止の理由は皮膚障害が最も多く,特にHFS は冬季(11〜2 月)に実施した症例に増悪する傾向があった(p<0.05)。
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/content/article/0385-0684/42090/1081