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肝細胞癌肝外転移巣に対し集学的治療を行い長期生存した1 例
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JPY
Abstract
症例は38 歳,男性。肝右葉を占拠する巨大肝細胞癌(HCC)の診断にて肝右葉切除術を施行。術後4 か月で残肝再発および右肺転移を認めた。肝内再発が肝動脈化学塞栓術(TACE)不応であったため肝切除を行い,その後ソラフェニブを開始。1 年後に肺転移巣の増悪および縦隔リンパ節転移を認めたため,これらを切除した。その7 か月後に腹腔内傍大動脈リンパ節転移を認め,摘出。さらに3 か月後には右鎖骨上窩リンパ節転移を認めたが,粒子線治療により完全寛解を得た。その1 年後には両肺に1 か所ずつ転移巣が出現したため,再度病変を切除。さらに6 か月後に左副腎転移を認め,摘出。現在,初回手術より4 年6か月経過したが,明らかな再発なく経過している。肝外転移巣の治療はソラフェニブが第一選択であるが,本症例のように積極的に外科的切除を追加することで長期生存を得る可能性が示唆された。
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/content/article/0385-0684/42090/1111