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NK 細胞浸潤がヒト乳がん異種移植マウスの腫瘍増殖に与える影響
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JPY
Abstract
NK 細胞は自然免疫の主因子の一つであり,悪性腫瘍の増殖抑制にも重要な役割をもつ。本研究では,ヒト乳がん手術検体を直接移植して樹立した3 種類のヒトがん異種移植腫瘍(patient-derived tumor xenograft: PDX)を,高度免疫不全マウスである NOD/SCID マウスと,さらに NK 細胞の活性を欠く NSG マウスに継代移植した。NSG マウスと比較したNOD/SCID マウスでの腫瘍増殖抑制の程度は PDX の系統により大きく異なり,抗 CD49b 抗体で標識される NK 細胞の浸潤の程度と関連した。しかし,各種のNK 細胞リガンドのPDX 腫瘍細胞における発現と,NK 細胞の浸潤度には関連を認めなかった。以上より,NK 細胞による増殖抑制の程度は,乳がんPDX 腫瘍により大きく異なることが示唆された。乳がんPDX 組織へのNK 細胞浸潤にかかわる分子機構については,さらなる検討が必要である。
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/content/article/0385-0684/42100/1252