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JPY
Abstract
骨転移診療における医療的な介入は多岐にわたる。そこには原発巣の治療科,放射線診断医,病理医,整形外科医,放射線治療医,腫瘍内科医,緩和ケア医,リハビリテーション医,歯科医,看護師,薬剤師,理学療法士,作業療法士,ソーシャルワーカーなどの参入が必要である。このような多職種が患者アウトカムを改善するという一つの目標に向かって作業する場合には,それぞれの専門家が行う介入がどのようなポテンシャルをもっているのか,それを専門としない医療提供者が理解し,協調的に作業する必要がある。そのために骨転移診療における多様な医療的介入の概要を示したガイドがあれば相互理解に貢献でき,より有効な共同作業ができるものと思われた。骨転移診療ガイドラインの作成の主たる目的は,そこにある。診療ガイドラインは科学的根拠に基づいて記載される必要がある。骨転移診療ガイドラインの作成に当たり,この領域は個々の専門領域においても,ましてや協調的な介入においては十分なエビデンスが蓄積されていないことも一連の作業のなかで明らかになってきた。今回の骨転移診療ガイドラインは,現在の骨転移診療における未解決の問題を示すことにも結果的につながったと考えている。今回の作業は骨転移診療が今後エビデンスの裏付けを受けながら,さらに体系化されていく嚆矢になれば幸いである。
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/content/article/0385-0684/42110/1338