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JPY
Abstract
がん薬物療法の治療成績の向上に伴う生存期間の延長により,骨転移を有する症例が日常診療でも増加している。最近,日本臨床腫瘍学会を中心に骨転移診療ガイドラインがまとめられたが,薬物療法に関しては主に骨修飾薬(bone modifyingagents: BMA)を中心に,臓器別にエビデンスと推奨度に関して整理,記載されている。骨転移はがん細胞からの造骨阻害因子と溶骨因子により骨芽細胞の造骨低下,破骨細胞による骨吸収亢進,さらには骨基質からの増殖因子のがん細胞へのフィードバックという悪循環を分子メカニズムとして背景にもつ。BMAはこれらのメカニズムを背景に開発されており,日常臨床でもすでに使用されている。BMA を使用する意義について,肺がん,乳がん,前立腺がんについては骨関連事象(skeletal related events: SRE)の抑制に関して,多発性骨髄腫についてはSRE に加えて全生存期間の延長に関してのエビデンスが述べられており,積極的なBMAの使用が推奨される。
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/content/article/0385-0684/42110/1342