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FOLFIRI 療法が長期奏効した透析前末期腎不全を有する直腸癌術後再発の1 例
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JPY
Abstract
症例は71 歳,男性。直腸癌切除術1 年半後,腹膜播種で再発。血液透析導入直前の末期腎不全であったが,70%ドーズでFOLFIRIを導入したところ画像上partial response(PR)となる。Grade 3 の骨髄抑制が時折みられたものの他に著明な副作用なく,2年間stable disease(SD)のまま非透析を維持できた。血液透析導入後もprogressive disease(PD)になるまでFOLFIRI を1 年,二次治療はmFOLFOX6を6 か月,その後LV-5-FU 療法,分子標的薬を順次導入し,さらに1 年8か月延命することができた。透析前の末期腎不全患者であっても,FOLFIRIは比較的腎障害を進行させることなく長期継続でき一次治療として有効で,透析導入後は投与量を適宜調節して有害事象に注意して行えば,他の抗癌剤も非透析患者同様に長期継続でき,延命が望めると思われた。
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/content/article/0385-0684/42110/1427