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JPY
Abstract
肝細胞癌(HCC)の肺転移再発は予後不良であり,肺転移に対する切除の適応,意義については明らかではない。HCC 肺転移の7 例に対して切除を行い良好な成績が得られたので報告する。肝治療後の無病期間(DFI)は14(6〜23)か月であった。肺転移発症時,肝内病巣が同時に存在した同時症例1 例,肺転移単独症例は6 例であった。同時症例の1 例は肺切除後18 か月で現病死した。肺転移単独6 例のうち1 例は肝内再発を来し,肺切除後66 か月に肝内病巣の進行によって原病死した。残りの肺転移単独5 例中1 例は肺切除後10 か月で脳転移を来したが,4 例は肺切除後肝内再発を認めず,3例は無再発生存中である。この4 例中単発肺転移は2 例,左右多発が2 例であった。そのうち1 例は2 回の再肺切除を行った。原発巣が制御されている症例においては,異時性肺転移に対して積極的な肺切除が予後に貢献する可能性が示唆された。
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/content/article/0385-0684/42120/1494