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遠隔転移を伴う超高齢者乳癌に対する局所療法の意義について
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JPY
Abstract
遠隔転移を伴う80 歳以上の高齢者乳癌に対する治療法と予後について検討した。全症例中,何らかの併存疾患をもつ症例は51 例(82.3%)であった。内分泌受容体陽性は59 例であり,陽性率は95.2%であった。初診時に遠隔転移を伴う症例は14例(22.6%)存在し,79 歳以下の乳癌と比較して進行症例が多かった。平均観察期間は7.4 年。予後は他病死36 例(58.1%),原病死が4 例(6.5%)であった。遠隔転移を伴わない症例(A 群)と伴う症例(B群)の内分泌受容体陽性率,手術施行率,他病死を除く累積生存率に差を認めなかった。B 群のなかで手術施行群と非手術群に分類し,累積生存率を比較したが両群間に差を認めなかった。高齢者乳癌の手術療法として今回の検討から,局所からの出血のコントロールや進行症例の悪臭対策などの場合を除いて,内分泌受容体陽性症例は手術を行うことなく内分泌療法による加療も検討すべきものと考えられた。
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/content/article/0385-0684/42120/1503