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JPY
Abstract
症例は71 歳,男性。2012年10 月当科にて胃癌に対し胃全摘術を施行した。術後補助化学療法としてS-1 を1 年投与した。2014年1 月よりCT にて右肺S3に空洞を伴う結節影を認めた。徐々に増大傾向を認めたため,2014 年9 月に手術を施行した。術中,他部位にも結節病変を認めたためS1+S3 部分切除に加え,S8,S10 部分切除を実施。最終的な病理組織,免疫染色の結果では当初より指摘を受けていたS3 のみ悪性所見を認め,胃癌肺転移の診断であった。術後経過は良好であり,退院後外来にて再度S-1療法を実施しながら現在経過観察中である。胃癌肺転移は癌性リンパ管症や癌性胸膜炎で発症することが多く,孤立性肺転移はまれとされている。外科的切除の適応に関して未だ統一された見解はみられず,さらなる症例の蓄積が必要とされる。今回,胃癌根治手術後,孤立性肺転移を発症し切除手術を施行した1 例を経験したのでここに報告する。
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/content/article/0385-0684/42120/1588