No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
術前S-1+Cisplatin+Trastuzumab療法が奏効した胃癌多発肝転移の1例
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
症例は62 歳,男性。幽門前庭部の胃癌で幽門側胃切除術を施行した。術後診断はT1b(sm2)N0M0,StageⅠA で術後補助化学療法は施行せず,経過観察していた。術後 1 年 6 か月で CEA の上昇(262.1 ng/mL)を認め,CT にて肝S7に 15mm,S7/8 に 20 mm 大の多発肝転移が出現した。原発巣の免疫組織化学検査で HER2 IHC 2+であったため S-1+cisplatin(CDDP)+trastuzumab 療法を施行した。化学療法2 サイクル終了時点でGrade 3 の好中球減少と下痢を来したこと,肝転移病巣がともにPR で新病変を認めなかったことから肝切除術を施行した。切除標本の病理組織学的検査でHER2 陽性胃癌の多発肝転移と診断され,化学療法の効果判定はGrade 2 と奏効していた。術後補助化学療法は施行せず原発巣切除より4年3 か月,肝転移切除後より2 年3か月経過した現在も無再発経過観察中である。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/42120/1635