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ステント後再狭窄にストーマ造設が有用であった腹膜転移の1 例
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JPY
Abstract
S 状結腸癌術後,腹膜播種によるイレウスに二度のステント留置した後の再狭窄に対し,患者のQOL 改善目的にストーマ造設術を施行した1 例を経験したので報告する。症例は58 歳,女性。S状結腸癌に対しS 状結腸切除術を施行した。その後三度の腹膜再発を繰り返し,三度目の手術では非治癒切除となった。化学療法を施行したが高度の有害事象のため中止し,best supportive careとして経過をみていた。初回手術から4 年目に吻合部狭窄となり二度のステント留置を行うも,数か月以内に三度の狭窄を起こした。三度目の狭窄では,再狭窄までの期間も短いことからストーマ造設を施行した。その後,狭窄なくストーマ造設から4 か月後に癌死した。悪性大腸狭窄症例ではステント留置は有効な方法であるが,ステント留置後の繰り返す狭窄には患者の全身状態が許せばストーマ造設が有効な方法と考えられた。
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