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標準治療不応となった非小細胞肺癌に対し球状塞栓物質を用いた動注塞栓術が奏効した1例
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JPY
Abstract
患者は56 歳,女性。主訴は咳嗽。2011年に右肺S6 に46 mmの腫瘍および対側の肺転移を認め,肺腺癌Stage Ⅳと診断された。6 種類の全身化学療法を施行されたが最終的に不応となり,2014 年当院を受診した。CEA は 9.8 ng/mL,造影CT で右肺S6 に75×73×54 mm の腫瘍を認めた。腫瘍は右主気管支に浸潤し,咳嗽の原因と考えられた。2014 年10 月〜2015年3 月にかけて5 回の動注塞栓術を施行した。選択血管は気管支動脈とし,薬剤はCDDP 20 mg,DOC 20 mg,5-FU250 mg を用いた動注とした。ヘパスフィア(R)25 mg にDOC 20 mg を含浸させて塞栓し,血管造影で腫瘍濃染の消失を確認した。手技は成功し,有害事象は認めなかった。1 回の治療で咳嗽は軽快し,5 回の治療でCEAは 4.3 ng/mL に低下,腫瘍は48×42×40 mmに縮小,右主気管支への浸潤は解除された。初診から現在まで9 か月の無症状期間を得ている。
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/content/article/0385-0684/42120/1827