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JPY
Abstract
積極的治療の適応がなくなった進行がん患者の終末期における療養場所の選択は,たいへん重要な課題である。当院から他施設への病診・病病連携による紹介を行った終末期がん患者147 例について,紹介後の経過を検討した。当院から緩和ケア病棟への紹介は44 例(30%),在宅療養支援診療所への紹介は103 例(70%)であった。その後,病状の進行により療養先が変更した結果,死亡時の療養先は不明症例を除くと緩和ケア病棟52 例(47%),自宅41 例(37%),当院18 例(16%)となった。積極的ながん治療が終了した後の療養のための紹介先は,全国アンケートの結果とほぼ同じであったが,最期の療養場所として自宅を選択された患者が全国アンケート結果の約3 倍認められた。支援施設との密接な病診連携の下で終末期がん患者の療養先を決定することにより,最期を自宅で迎えられる患者が増加する可能性が示唆された。
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