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放射線化学療法から手術療法へ移行した食道アカラシアに合併した胸部食道癌の1 症例
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JPY
Abstract
症例は67 歳,女性。検診で食道アカラシアを指摘され,追加精査で胸部食道癌を指摘された。早期食道癌であり根治的放射線化学療法を施行する方針とし,FP 療法と放射線治療を開始した。しかし,アカラシアにより腫瘍の位置が変動し,計画どおりの照射が行えず治療効果が不十分になると判断した。アカラシアによる症状も持続しており,治療途中で手術の方針に変更し胸部食道切除術を施行した。病理組織検査では腫瘍が消失しており,リンパ節転移も認めなかった。アカラシアは食道癌の危険因子の一つである。食道癌の治療としてStageⅠ症例では手術療法と根治的放射線化学療法のいずれも治療効果に差は認められない。しかし,アカラシアを合併した食道癌では,アカラシアの治療も兼ねて確実な治療効果を得るために,術前化学療法も含めた手術の方針を優先する選択肢も考えられ得る。
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