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外来化学療法の発熱性好中球減少症に対するレボフロキサシン水和物の有効性
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JPY
Abstract
外来化学療法では,発熱性好中球減少症(febrile neutropenia: FN)の初期治療としてあらかじめ経口抗菌薬を処方し,発熱時に服薬を開始することがあるが,その有効性や安全性は確立していない。そこで,外来がん患者の発熱に対するレボフロキサシン水和物(levofloxacin hydrate: LVFX)の有効性・安全性と,発熱発現にかかわる因子について調査した。対象は,外来にてアントラサイクリン系抗がん剤を含む化学療法を施行した乳がん患者かつ発熱時のLVFX をあらかじめ処方された134 人(513コース)とした。LVFX の有効性・安全性は,服薬による5 日以内の解熱の有無と下痢・発疹などの副作用を調査した。89/134人(66%)および164/513コース(32%)に発熱が認められ,LVFX の服薬にて149/160 コース(93%)で解熱が認められた。副作用(発疹)による中止は2/160 コース(1%)だった。また,化学療法施行中の口内炎の発現が発熱発現にかかわる因子として示唆された(odds ratio: 1.36,p<0.05)。本研究の結果により,外来化学療法施行時の発熱に対してLVFX は有効かつ安全であると示された。
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/content/article/0385-0684/43050/593