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CEA 遺伝子導入ヒトiPS 細胞由来樹状細胞(iPSDCs)を用いた癌ワクチン療法の検討
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JPY
Abstract
担癌患者から誘導した樹状細胞(DCs)はその数が少なく,ワクチン効果が低いことが課題である。われわれは,この問題を解決するソースとしてiPS 細胞に着目した。これまでマウスiPSDCs は,BMDCs と同等のDCs としての機能および抗原提示能を有していることを報告した。本研究ではヒトへの臨床応用をめざし,健常人ヒト線維芽細胞へ山中4 因子を遺伝子導入することでiPS 細胞を樹立し,feederless 培養下にiPSDCs の分化誘導を行った。分化誘導されたヒトiPSDCs はMoDCsと同様の形態,成熟能,遊走能を有していることを証明した。CEAを遺伝子導入したiPSDCsにより刺激したCTLは,自己仮想targetであるLCL-CEA,LCL-CEA652 peptideに対しCEA特異的に細胞傷害性を示し,CEAを発現しているcell line であるMKN45,HT29 に対しても同様に細胞傷害活性を呈することを51Cr-release assayにて確認した。iPSDCs癌ワクチン療法は,臨床応用されれば癌免疫療法においてbreak throughとなると確信している。
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/content/article/0385-0684/43090/1071