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術後1か月で急激に発症した大腸低分化腺癌播種再発の1 例
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JPY
Abstract
症例は62 歳,男性。右下腹部痛を主訴に当院を受診,膿瘍を伴う盲腸癌の診断で右半結腸切除術を施行した。病理検査結果はpor1,se,bd3,ly3,v0,PM0,DM0。術後21 日で退院したが,術後31 日で右下腹部の張り,炎症反応の上昇が認められたため入院となった。腹腔内膿瘍と判断し,内科的加療を施行したが改善せず,盲腸癌の播種再発と診断した。全身状態の急激な悪化のため抗癌剤治療は行えず,術後1 か月半で永眠した。病理解剖で吻合部に再発はみられず,盲腸癌の腹膜播種と診断した。大腸低分化腺癌は,中・高分化腺癌と比べて予後が不良であるとされている。大腸低分化腺癌は,根治切除後であっても術後早期に播種再発する可能性を考慮することが必要である。
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/content/article/0385-0684/43130/2535