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胃Gastrointestinal Stromal Tumor術後肝転移の縮小維持にイマチニブの減量・間欠投与が有効であった1 例
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JPY
Abstract
症例は69 歳,女性。胃体部の巨大な粘膜下腫瘍(gastrointestinal stromal tumor: GIST)に対し,噴門側胃切除,膵体尾部・脾臓合併切除を行った。腫瘍の長径は17 cm であり,術後化学療法としてイマチニブ(300 mg/日)内服を1 年間行った。術後2 年の腹部CT 検査で,肝S8 に約7 mmの転移巣を認めた。イマチニブ内服を再開し,4 か月後と8 か月後の腹部CT 検査では肝転移巣は約5 mmに縮小していた。内服再開1 年後,手指に硬直様の症状が出現し,イマチニブによる副作用を否定できず休薬とした。その後,4 週間ごとの間欠内服で再開継続した。肝転移治療開始後1 年4か月の腹部CT 検査では転移巣は同定されなかった。減量・間欠投与を継続し,肝転移治療開始後3 年8か月の腹部CT 検査ではcomplete response(CR)を維持していた。その後,脳梗塞発症によりイマチニブ内服は中止した。内服中止後4 か月に肝転移の再増大を認めたため,内服を再開している。イマチニブ減量・間欠投与中止後に腫瘍の再増大を来した症例を経験した。減量・間欠投与が腫瘍縮小維持に有効であったと考えられ,腫瘍縮小後の維持療法における投与法の候補の一つとなる可能性がある。
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