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ゲムシタビンの後発医薬品間の調製効率および治療学的安全性の比較
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JPY
Abstract
後発医薬品は,患者の負担軽減および医療保険財政の改善に寄与することから年々普及している。しかし,有効性や安全性について後発医薬品間の比較検討を行った報告は未だ少なく,製剤学的特性や有害事象発現率などにどのような差が生じるかといったエビデンスに乏しいのが現状である。ゲムシタビンは肺癌,膵癌,乳癌,卵巣癌,悪性リンパ腫などにおいて,高い有効性から汎用される抗悪性腫瘍剤であるが,骨髄抑制などの種々の有害事象が高発現することが知られている。今回,ゲムシタビンの後発医薬品間の調製効率および有害事象の発現率について調査した。その結果,ゲムシタビン後発医薬品間で調製時間に差が認められた。さらに有害事象の発現率などに差異はなく,同等に使用できる可能性が示唆された。後発医薬品の採用を検討する際には,有害事象の発現率のみならず患者の経済的負担の軽減,調剤者をはじめとする医療従事者の被曝リスクの軽減を考慮し,調製効率なども検討する必要がある。
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