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JPY
Abstract
看護業務における抗がん薬曝露のリスクは,投与管理時,こぼれ処理時,投与後の患者のケア時等,多岐にわたる。静脈内投与管理に一般的な輸液セットを使用した場合,輸液バッグにビン針を刺入した時の飛散,抗がん薬で輸液ルートをプライミングした時の先端からの漏れ,側管を外した時のこぼれ等の曝露のリスクがある。静脈内投与管理時は投与用CSTD の使用が最も効果的であるが,現状ではコストの問題から一般輸液セットを使用している場合が多い。局所注入は患者のベッドサイドで調製が行われる場合が多く,介助を行う看護師にとって最も危険な業務の一つである。投与後の患者の排泄物・体液やそれらで汚染したリネンを取り扱う際にも曝露のリスクがあり,投与後最低48 時間は曝露対策が必要である。これらの業務における曝露対策では,特に医師・薬剤師の理解と協力が不可欠である。また,患者・家族にも適切な指導を行う必要がある。曝露対策に対する組織的な認識と取り組みの下,すべての医療従事者が安心して業務に専念できる環境を作る必要がある。
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/content/article/0385-0684/44070/558