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腎細胞癌の新たな治療選択―免疫チェックポイント阻害薬を中心に―
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JPY
Abstract
進行性腎細胞癌に対する薬物療法では,チロシンキナーゼ阻害薬(TKI)やmTOR 阻害薬などの分子標的治療薬が相次いで臨床導入され,無増悪生存期間(PFS),全生存期間(OS)が大幅に改善された。しかし,これらの薬剤によっても長期にわたり完全奏効を得ることは困難で,多くの症例が再発・進行を来す。こうしたなか,免疫チェックポイント阻害薬の一つである抗PD-1 抗体ニボルマブは,TKI 治療歴のある進行性腎細胞癌を対象とした第Ⅲ相試験において有意なOS 延長効果が確認され,わが国でも根治切除不能・転移性腎細胞癌に対する適応を取得した。ニボルマブ奏効例では効果が長期間持続する可能性が示されている一方で,効果発現までに時間がかかることなども示唆されている。また,有害事象は全体として比較的少ないものの,TKIなどとは異なる免疫関連有害事象が発現することから,これらの特徴を十分理解するとともに,その対処法についても精通しておく必要がある。
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