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HPV ワクチン接種事業について―その沿革と最近の動向―
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JPY
Abstract
2013 年6 月にHPVワクチンクライシス(勧奨中止)が起こってから4 年が経過した。本邦では公費によるHPVワクチン接種プログラムは2010 年12 月に開始された。しかし厚生労働省は医学的な根拠なしにHPV ワクチンの副反応と決め付けられたニュースが多く流れたことから,推奨を一時中止したのである。結果として,1994〜1999 年に出生した女性で70%までに達した接種率は2001 年以降に出生した女性では急減し,1%以下にまで減少したのである。副反応との因果関係は科学的にも疫学的にも立証されていないにもかかわらず,推奨中止は現在でも続いている。2016年12 月には,副反応とされる症状と同様の症状がワクチンを接種していない思春期女性にも発生していることが示された。多くの学会,団体はHPVワクチン接種プログラムの再開を要望している。政治的判断による再開が期待される。
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