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JPY
Abstract
背景:化学療法は副作用で体重減少や栄養状態悪化を引き起こすことがあり,食道癌化学療法中の栄養剤併用により副作用が軽減した報告もある。胃癌化学療法時に経口栄養剤を併用した症例の検討をretrospectiveに行ったので報告する。対象と方法: 2016年から当院で切除不能胃癌に対し,一次化学療法時から経口栄養剤を併用した症例(男性4 例,女性1 例)を対象とした。一次化学療法の有効性と安全性の評価と,栄養,免疫,予後の指標,さらに骨格筋,脂肪の指標をretorospectiveに検討した。結果:一次化学療法の治療効果でprogressive disease(PD)の症例はなく,progression-free survival(PFS)は166(100〜349)日であった。有害事象では,Grade 3 以上の好中球減少は認めず,有害事象で治療中止となった症例はなかった。治療中は,経口栄養剤は Elental®もしくは ENEVO®を 1 缶/日程度継続して服用が可能であり,種々の指標も9 か月まで維持されていた。まとめ:今回の検討では,胃癌化学療法時に継続して経口栄養剤を摂取することが可能であった。一次化学療法において有害事象による治療中止はなく,166日のPFS が得られた。
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/content/article/0385-0684/44100/900