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肝膿瘍を合併した大腸癌に対し腹腔鏡手術を施行した2例
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JPY
Abstract
症例1 は80 歳,女性。4 日前からの発熱,食欲不振を主訴に近医を受診,肝膿瘍の診断で当院紹介となった。経皮経肝膿瘍ドレナージ(PTAD)と抗生剤投与による治療後,原因検索で盲腸癌と診断,腹腔鏡下右半結腸切除を施行した。最終診断はT2,N0,M0,StageⅠであった。外来通院中であるが,大腸癌,肝膿瘍の再発を認めていない。症例2 は59 歳,男性。2 週間前からの頭痛を主訴に当院を受診した。肝膿瘍の診断で,PTAD と抗生剤投与による治療後,原因検索でS状結腸癌と診断,腹腔鏡下S 状結腸切除を施行した。最終診断はT3,N0,M0,StageⅡであった。術後10 か月で肺転移が出現し,全身化学療法を施行中である。肝膿瘍を合併する大腸癌においても,肝膿瘍の軽快後であれば腹腔鏡手術が安全に施行可能と考えられた。
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/content/article/0385-0684/44120/1138