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全身状態不良の遠隔転移を有する進行大腸癌患者に対しCetuximab 単剤投与にて全身状態が改善しmFOLFOX6 +Cetuximabが開始できた 1 例
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JPY
Abstract
症例は59 歳,女性。食欲不振を主訴に近医を受診し,大腸内視鏡検査にて肛門縁より20 cm のS 状結腸癌と診断された。腹部CT 検査で多発肝,肺転移と腹膜播種を認め,T3N2M1b(P2,H3,PUL2),Stage Ⅳと診断された。初診時はperformance status(PS)3 であり,腫瘍による閉塞で経口摂取も不良な状態であったため,まず横行結腸人工肛門造設術を施行した。その後,cetuximab単剤で化学療法を開始し,4 コース終了後にはCT 上で原発,肺転移,肝転移ともにPR となり,また全身状態もPS 0 まで改善した。このため強力な治療が可能と判断し,mFOLFOX6+cetuximabに変更した。レジメン変更後の副作用はgrade 1〜2 のざ瘡様皮疹のみで,その他の重篤な副作用の発現はなく,現在も化学療法継続中(術後5 か月)である。
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