No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
胃癌穿孔は比較的まれな疾患である。当院における腹膜炎を伴う胃癌穿孔症例について臨床学的検討を行った。対象と方法: 2005 年1 月〜2016年12 月までの腹膜炎を伴う胃癌穿孔症例12 例について解析を行った。結果:平均年齢65.8(34〜87)歳であり,男性5 例,女性7 例であった。胃癌の部位はU 1 例,M 6例,L 5 例であった。進行度はStage Ⅱ1 例,StageⅣ 11例であった。術前に胃癌穿孔と診断し得た症例は8 例であった。手術術式は胃切除を施行し得たのは5 例,一期的胃切除手術2 例,二期的胃切除手術は3 例であった。現在まで無再発生存症例は1 例のみである。考察:腹膜炎を伴う胃癌穿孔の治療においては,急性穿孔性腹膜炎手術とともに胃癌の診断および根治性をめざす手術が求められる。全身状態を考慮しながら急性腹症からの救命を最優先し,最小限の侵襲にとどめ,二期的手術とするべきと考える。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/45010/115