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初回生検時に吸引式乳腺組織生検(VAB)を行う有用性
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JPY
Abstract
近年の画像診断の発達に伴いductal carcinoma in situ(DCIS)などの微小病変が発見される機会が増加している。当院では初回生検時に吸引式乳腺組織生検(vacuum-assisted biopsy: VAB)を使用しており,その有用性を検討した。2016年4〜12月の間にVABにより生検を行った32 例を対象とした。生検結果の内訳は,乳癌10 例,境界病変1 例,良性病変が21例であった。平均腫瘍径は乳癌症例1.30 cm,良性症例1.08 cm と差は認められなかった。微細石灰化は乳癌症例の6 例(60%)に認めたが,良性症例は1 例(4%)とほとんど認めなかった。乳癌症例10 例と良性症例1 例に対して手術が施行され,病理結果の正診確定率は浸潤性乳管癌100%(4/4),DCIS 83%(5/6),良性病変が100%(1/1)と良好であった。腫瘍径の小さな腫瘍であっても,VABによる初回生検は正確な質的診断に寄与し,有用な生検方法であることが示唆された。
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/content/article/0385-0684/45010/139