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化学放射線療法後に切除したUR-LA(大動脈)膵尾部癌の1 例
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JPY
Abstract
症例は70 歳,男性。体重減少と心窩部違和感を主訴に当院を紹介された。CT では膵尾部に径12 cm 大の不整形,低濃度腫瘤が認められ,左腎に広範に浸潤していた。腹腔動脈および上腸間膜動脈浸潤はなかったが,腫瘍浸潤は大動脈前面〜左側壁に及んでいた。また胃,脾臓に近接していた。EUS-FNAで腺癌が検出され,大動脈浸潤を伴うUR-LA 膵尾部癌と診断。まずS-1+gemcitabine(GEM)+三次元原体照射50.4 Gy による化学放射線療法を施行した。しかし効果に乏しく,GEM+nab-PTX を2 コース追加することとした。しかし,1 コース終了後に腫瘍の胃穿破を来したため,内視鏡下にdebridementを行った。debridement 26日後に脾合併膵体尾部切除,胃全摘,左腎・副腎切除,結腸部分切除を施行した。大動脈浸潤部は可及的に切除した。最終診断はpT3N0M0,pStageⅡAであった。術後59日目からGEM+nab-PTX投与を再開したが,71日目に突然多発脳梗塞を発症し,休薬を余儀なくされた。術後5 か月,癌性腹膜炎にて死亡した。
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/content/article/0385-0684/45010/151