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高齢者機能評価スクリーニングツールを用いた高齢がん患者の予後予測
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JPY
Abstract
高齢者は多様性に富んでおり,暦年齢だけでは老化の個体差を把握することは難しい。高齢がん患者に対して何らかの高齢者機能評価(geriatric assessment: GA)を実施することが推奨されており,GA によって患者が抱える問題点を抽出し,治療に伴う毒性,身体機能の低下,予後を予測することに役立つ可能性がある。GA ドメインのなかでは,身体機能,栄養状態,抑うつ状態,処方薬数,併存症が高齢がん患者の予後と関連していたという報告がある。様々なドメインを包括的に評価するfull GA は有用であるが,時間的な制約から日常診療においてすべての高齢がん患者で実施することは困難であり,full GAを必要とする患者を同定する目的でいくつかのスクリーニングツールが開発されている。スクリーニングツールは数分で評価することが可能である。これまでにGeriatric 8(G8),Vulnerable Elders Survey-13(VES-13),GroningenFrailty Indicator(GFI),Flemish version of the Triage Risk Screening Tool(fTRST)は予後予測因子として有用であることが報告されている。日常診療においてもこれらのツールを用いた評価を行うことで,高齢がん患者の治療方針決定の支援に寄与することが期待される。
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