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EDP+Mitotane(Etoposide, Doxorubicin and Cisplatin+Mitotane)を施行した切除不能/進行または再発副腎皮質がん3 例の報告
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JPY
Abstract
副腎皮質がんは希少で予後不良な疾患として知られている。2007 年1 月〜2013 年12 月の6 年間にetoposide, doxorubicinand cisplatin(EDP)+mitotane療法を用いた副腎皮質がんの症例を3 例経験した。うち1 例は術後維持療法としての使用であり,2 例は術後再発に対しての使用であった。術後再発に対して用いた2 例中,最良効果は1 例でPR,1 例でSD であった。3 例中2 例でGrade 3 の非血液学的有害事象がみられ,全例でGrade 3/4 の血液学的有害事象を認めた。切除不能/進行副腎皮質がんに対しての初回治療としてEDP+mitotane 療法の有効性が報告されたFIRM-ACT 試験が2012 年に報告されているが,国内での使用例は未だ少ない。また,術後維持療法としての使用や術後再発例における使用は確立されたものではなく,少数例の報告にとどまる。今回の報告では,EDP+mitotane療法は効果が見込まれるものの有害事象も多く,適切な管理下に行う必要があるため患者のQOL を損なうことが多く,課題の多い治療であると考えた。ただし少数の報告であるため,今後さらなる検討を行う必要がある。
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