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JPY
Abstract
症例は68 歳,男性。2012 年8 月,直腸癌穿孔にてハルトマン手術を施行した。tub2>tub1,pSE,pN2,pH2,pM1(肺),stage Ⅳであった。術後補助化学療法としてbevacizumab(BV)+FOLFOX 療法を5 コース行った。12 月に嗄声の訴えあり,耳鼻科を受診した。頸部診察にて甲状腺左葉に硬結を指摘され,FNA の結果,直腸癌の甲状腺転移を疑われた。FDG-PET を施行し,同部位へのFDG の高度集積を認めた。直腸癌甲状腺転移の診断で,2013 年1 月甲状腺左葉切除,リンパ節郭清を行った。病理組織学的に直腸癌の甲状腺転移であった。直腸癌甲状腺転移は非常にまれで,本邦論文報告例は自験例を含め11例であり,若干の文献的考察を加え報告する。
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/content/article/0385-0684/45020/327