No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
Conversion Surgeryにより長期生存中のStage Ⅳ胃癌の3 例
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
Stage Ⅳ胃癌に対する標準治療は全身化学療法である。化学療法奏効例に対して原発巣切除を行うconversion surgeryは有望視されているが,まだ標準治療として確立はされていない。Stage Ⅳ胃癌に対してconversion surgeryを施行し,長期生存を得た3 例を経験したので報告する。症例1 は59 歳,女性。L-Less Post領域のType 2 の腺癌(tub1),cT3N2M1(#16a2lat),Stage Ⅳの診断でS-1+cisplatin 療法4 コース後にリンパ節がPR となったため,2011 年2 月幽門側胃切除・D2 郭清を施行した。ypT2N2 組織学的効果判定はGrade 1a であった。症例2 は74 歳,男性。UM-Less Ant領域のType 3の腺癌(por1)で審査腹腔鏡を行い,cT3N2H0P1CY1,Stage Ⅳの診断でdocetaxel+cisplatin+S-1療法6 コースでリンパ節移転はPR,新規病変の出現がないため審査腹腔鏡を行い,P0CY0 を確認後に2012 年4 月胃全摘・D2 郭清を施行した。ypT3N1,組織学的効果判定はGrade 2 であった。症例3 は64 歳,女性。UM-LessのType 3 の腺癌(por1)でcT3N2H1M0(liver),Stage Ⅳの診断でcapecitabine+cisplatin療法6 コース後に肝転移PR となり,2012 年7 月胃全摘・D2郭清を施行した。ypT3N1,組織学的効果判定はGrade 1bであった。全例で術後補助療法としてS-1 単剤の投与を開始した。症例1は術後6 か月で傍大動脈リンパ節再発が出現し,second-line治療としてweekly paclitaxel療法を開始した。6 コースでCR となり,以後継続中である。症例2,3 はS- 1 を8 コース終了後は無治療であるが無再発である。術後62〜77か月経過し,全例が生存中である。Stage Ⅳ胃癌に対するconversion surgeryが予後の改善につながるか新たな臨床試験が必要と思われる。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/45020/380