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Irinotecan+Cisplatin療法が奏効し原発巣を切除した食道内分泌細胞癌の1 例
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JPY
Abstract
症例は71 歳,女性。2015年1 月はじめより嚥下困難を自覚していた。4 月に上部消化管内視鏡検査を施行したところ胸部中部食道に隆起性病変を認め,生検でシナプトフィジンおよびCD56 陽性のため食道内分泌細胞癌と診断した。CT で転移を認めず,PET-CT で原発巣の他はFDG の異常集積はなかった。5 月よりirinotecan+cisplatin(IP)療法を開始した。6 コース後の内視鏡検査では,腫瘍は著明に縮小していた。CT で明らかな転移は認められなかったため,11 月食道亜全摘術を行った。切除標本で腫瘍は残存していたが,リンパ節転移はなかった。2016 年3 月のCTで左坐骨転移を認めたため,4 月よりetoposide+carboplatin 療法を開始した。しかし,食欲不振のため2 コースで中止となり,10 月に死亡した。食道内分泌細胞癌のfirst-lineとしてIP 療法は有効である。再発した場合のレジメンは確立しておらず,今後検討すべき課題である。
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/content/article/0385-0684/45030/455