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超高齢者の直腸癌穿孔に対し腹腔鏡下Hartmann手術を施行した1例
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JPY
Abstract
超高齢者の直腸癌穿孔に対して腹腔鏡下Hartmann手術を施行し,自宅退院が可能となった症例を経験したので報告する。症例は91 歳,女性。衰弱を主訴として当院へ救急搬送され,直腸穿孔の診断で緊急手術となった。通常の直腸手術に準じた5 ポートで手術を開始した。術中所見により直腸癌穿孔と診断し,腹腔鏡下Hartmann手術+D2リンパ節郭清を行った。手術時間3 時間21 分,出血量は10 g であった。術後5 日目から食事摂取を再開し,術後20 日目に当科としては退院可能な状態となったが地域包括ケア病棟に転棟し,術後89 日目に自宅退院となった。術後120 日目に食欲不振と肛門出血を主訴に外来を受診し,骨盤内局所再発,多発肝転移,癌性腹膜炎と診断された。術後132 日目に緩和ケア病棟に入院となり,術後141日目に死亡した。超高齢者であっても腹腔鏡下手術を選択することで低侵襲となり,自宅退院が可能となったと考えられた。
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/content/article/0385-0684/45030/486