No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
長期病勢コントロールされた転移・再発十二指腸GISTの1例
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
症例は59 歳,男性。腹痛の精査の結果,十二指腸水平部に4.5 cm 大のGISTを認め外科切除を行った。病理所見より高リスク症例であったため術後補助化学療法としてイマチニブが投与されたが,術後6 か月目に多発肝転移を来した。当時,臨床使用できる他の分子標的薬が存在せず,全病巣切除が可能であったため肝切除を行い,術後はイマチニブ投与を継続した。その後の再発に対しては切除可能であれば外科切除を第一選択とし,再発巣の局在や残肝機能の制約により切除不能な場合は肝動脈化学塞栓療法やラジオ波焼灼術を行い,転移巣に対する局所療法を継続した。スニチニブが保険収載されてからは同薬への変更も試み,全身療法も継続した。これらの治療によりイマチニブ耐性出現後99 か月の長期生存を得ることができ,転移・再発十二指腸GISTに対する外科切除,肝動脈化学療法,ラジオ波焼灼術の有用性が示唆された。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/45030/527