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ESD 後の追加外科切除で高度のリンパ節転移を認めた粘膜下層浸潤胃癌の1例
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JPY
Abstract
症例は74 歳,男性。近医で施行された腹部超音波検査で膵体部嚢胞性病変を指摘され,精査目的に当院へ紹介受診となった。精査にて膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)と診断された。手術目的の術前精査で施行した上部消化管内視鏡検査にて胃体上部大弯側にtype 0-Ⅱc 病変を指摘された。超音波内視鏡検査で粘膜内癌と診断し,endoscopic submucosal dissection(ESD)が施行された。術後の病理組織診断にて粘膜下層浸潤を伴う高分化型腺癌と診断され,リンパ節郭清を伴う追加外科切除の適応となった。本症例に対し腹腔鏡補助下噴門側胃切除術,D1+リンパ節郭清および膵体尾部切除術,脾摘を施行した。病理組織診断にて膵体部膵管内乳頭粘液性腺腫(IPMA),胃病変については癌遺残を認めなかったが,計7 個のリンパ節転移を認め(pN3a),そのうち3 個は同時に摘出された膵実質に隣接する組織内に偶発的に認められた。N3の粘膜下層浸潤早期胃癌はまれであり,文献的考察を加え報告する。
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/content/article/0385-0684/45030/536