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当院における大腸悪性狭窄に対する大腸ステント留置症例の検討
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JPY
Abstract
2012 年より自己拡張型金属ステント(self-expandable metallic stent: SEMS)が保険収載され,大腸悪性狭窄に対する治療戦略は変遷しつつある。2014 年4 月〜2017 年3 月までにわれわれが経験した,手術までの待機期間(bridge to surgery:BTS)としてのSEMS留置10 例,他臓器癌転移による大腸狭窄に対する緩和目的としてのSEMS留置4 例を対象に,その問題点について検討した。留置成功率は100%であったが,留置後のステント逸脱を1 例(7%)認めた。BTS としてのSEMS留置例の留置から手術までの待機期間は7〜34(中央値16)日であり,Clavien-Dindo分類grade Ⅲa 以上の術後合併症は認めなかった。緩和目的のSEMS留置例では全例で姑息的手術を回避できた。SEMS留置は多くの利点が報告されており,偶発症の予防に留意すれば短期的には患者の大幅なQOL改善が図られる。長期的予後に関しては今後症例の蓄積,検討が必要と考えられる。
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