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分子標的薬併用化学療法により根治切除が可能となった膿瘍形成を伴う切除不能局所進行大腸癌の3 例
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JPY
Abstract
切除不能大腸癌に対する化学療法は,分子標的薬も加わり治療成績が向上している。われわれは膿瘍形成を伴う切除不能局所進行大腸癌に対し,mFOLFOX6 やFOLFIRI に分子標的薬を加えた治療後に腹腔鏡下手術を行った3 例を経験した。症例1 は60 歳,男性。膿瘍形成性直腸癌の診断で化学療法を行い,縮小効果が得られたため根治切除術を行った。症例2 は42歳,女性。膿瘍形成性S 状結腸癌の診断で化学療法を行い,縮小効果が得られたため根治切除術を行った。症例3 は56 歳,女性。膿瘍形成性S 状結腸癌の診断で化学療法を行い,縮小効果が得られたため根治切除術を行った。それぞれ術後69,74,72 か月経過し,現在生存中である。切除不能な膿瘍形成性大腸癌に対する分子標的薬併用化学療法は,手術侵襲の低減と局所制御が期待でき,有用な治療戦略の一つになると考えられた。
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/content/article/0385-0684/45040/670