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G-CSF 産生胸部食道扁平上皮癌に対し化学放射線療法を施行した1 例
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JPY
Abstract
症例は64 歳,男性。声のかすれ,咽頭痛,発熱を主訴に近医を受診するが症状は軽快しなかった。その後,食後のつかえ感が出現し,上部消化管内視鏡検査にて胸部食道扁平上皮癌の診断となった。白血球は異常高値であり,血清granulocyte-colony stimulating factor(G-CSF)値が高値を示し,生検標本の免疫染色にて抗G-CSF 抗体陽性であったため,GCSF産生胸部食道扁平上皮癌と診断した。切除不能と判断し,化学放射線療法を施行した。治療効果判定のCT 検査では原発巣は縮小したが骨転移を認め,その後に脳転移,肝転移が出現し,診断後7 か月にて癌死した。食道原発のG-CSF産生腫瘍はまれな疾患で悪性度が高く予後不良とされており,治療の困難さを再認識させられた。
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/content/article/0385-0684/45080/1197